
運動会は、すべての子どもにとって大切な学びの場
運動会は、
単なる「行事」ではありません。
- みんなと同じ空間で過ごすこと
- 列に並ぶこと
- 自分の順番を待つこと
- 身体を動かし、達成感を味わうこと
これら一つひとつが、子どもにとって大切な教育的経験です。
医療的ケアを必要とする子どもたちにとっても、
運動会は「参加できるかどうか」ではなく、
「どう参加するか」を考えることが何より重要だと、私たちは考えています。
専門職が関わることで、運動会は変わります
Illuminationでは、
小学校と連携しながら、運動会に向けた支援を行ってきました。
支援の中心となるのは、
リハビリテーションの専門職としての視点です。
- 徒競走での立ち位置やスタート方法
- ダンスや表現運動での身体の使い方
- 列に並ぶ・移動する場面での環境調整
- 疲労や体調変化を想定した支援計画
「無理をさせる」のではなく、
その子の状態や当日の状況に合わせて“できる形”を一緒に考える
それが私たちの役割です。
小学校・教員・関連職種との連携を大切に
運動会支援は、
Illuminationだけで完結するものではありません。
- 担任の先生
- 特別支援教育コーディネーター
- 養護教諭
- 看護・福祉の関係者
- 保護者の皆さま
それぞれの立場や役割を尊重しながら、
「子どもにとって何が一番良いか」 を共通言語にして連携します。
専門職が入ることで、
学校側も「どう対応すればいいか」が整理され、
安心して当日を迎えられる体制づくりにつながります。
運動会後に届いた、保護者からの言葉
運動会が終わった後、
保護者の方からこんなご連絡をいただきました。
「無事に参加できました」
「本人もとても楽しそうでした」
「家族にとって、忘れられない一日になりました」
その言葉を聞いたとき、
地域で支える意味を改めて実感しました。
子ども一人の成功体験は、
家庭だけでなく、学校、地域全体の力になります。
Illuminationが目指す地域連携のかたち
私たちは、
小学校と対立する存在でも、外部評価をする立場でもありません。
学校の中に入り込み、
一緒に悩み、考え、動く存在でありたいと考えています。
- 小学校への専門的サポート
- 地域資源としての役割
- 関連職種をつなぐハブ機能
こうした積み重ねが、
「支援が必要でも、当たり前に行事に参加できる地域」 をつくっていくと信じています。
最後に
運動会は、一日で終わります。
でも、その経験は、子どもと家族の中に長く残ります。
Illuminationはこれからも、
地域と学校、そしてご家族と手を取り合いながら、
子どもたちの「できた」を増やす支援 を続けていきます。

